
「色」で簡単に見分ける!美容と免疫力UP 野菜のフィトケミカル2
カラースクールA-colorの竹内美香です。
前回コラムに続き、内面から美しさを保つ「フィトケミカル2」です。
<前回のコラム>「色」で見分ける!美容効果と免疫力UP 野菜のフィトケミカル1
毎日の食事で「健康に良いから野菜や果物を食べよう。」と積極的に摂る方も多いのでは?
あまり栄養について知らなくても、「色」を意識して野菜や果物を選ぶと、美容や健康的な食生活にしてくれるかもしれませんよ。
というのは、野菜や果物には「色」ごとに含まれる「フィトケミカル」が異なるからなんです。
フィトケミカルとは、私たちの体の中のサビを減らしてくれたり、美容や健康に繋がる嬉しい働きがある成分です。体内の活性酸素を取り除き、免疫力を高めてくれる効果が期待されている第7の栄養素と言われているもの。
代表的なものを色別にまとめてみると
赤の野菜や果物には
「リコピン」「カプサイシン」
オレンジには
「プロビタミンA」「ゼアキサンチン」
黄色には
「ルティン」「フラボノイド」
緑には
「クロロフィル」
紫には
「アントシアニン」
黒には
「クロロゲン酸」「カテキン」
白には
「イソチオシアネート」「硫化アリル」
というフィトケミカルが含まれています。
「なんか難しそう・・・」な言葉が出てきましたが、覚えなくても大丈夫ですよ(笑)
色とりどりの野菜を選ぶと健康に繋がるようです。
前回のコラムでは、「赤」のリコピンとカプサンチンについて書きましたので、
今回のコラムでは、オレンジ色と黄色のフィトケミカルの効果について書きましたので、
「オレンジ色や黄色が多い食事の時には、どんな美容と健康の効果が期待できるか。」
毎日の食事づくりに参考にしてみてくださいね。
オレンジ色のフィトケミカル
オレンジ色のフィトケミカルには、「プロビタミンA」「ゼアキサンチン」などがあります。
「プロビタミンA 」の代表は、カボチャや人参、みかんです。強い抗酸化作用、免疫力up、目の黄斑変性、がん予防の効果とたくさんの効果が期待されています。
カボチャや人参は、緑黄色野菜なので、すでに優秀なイメージの野菜ですが、さらに活性酸素を減らしてくれるので、定期的に摂りたい野菜。
皮や実など4種類程度の野菜を水だけで煮込んだハーバード式のスープがオススメされていますね。
さらに健康に嬉しいのは、人参は、腸での糖の吸収を抑えてくれる効果もあるそうです。最近は、ペッドボトルのお茶でも「血糖値を下げる」健康飲料がありますね。「血糖値の上昇」が気になる方は、お茶にだけでなく、人参サラダや煮物を取り入れるのもいいかもしれませんね。
さらにさらに、「プロビタミンA」はコレステロールの調整もしてくれるフィトケミカル。たくさんの効果があって嬉しい食材です。
年齢と共に気になる血糖値やコレステロール。オレンジの食材が強い味方になりそうですね。
黄色のフィトケミカル
黄色のフィトケミカルは「ルティン」「フラボノイド」
「ルティン」は、とうもろこしやほうれん草、ブロッコリー、ゴールドキウイ、カボチャなどに含まれています。
「ルティン」って、加齢による視力低下予防、がん予防、肺機能の向上が注目されています。
「内面からの美容や錆びない体」には、ほうれん草やブロッコリー、カボチャは、複数のフィトケミカルが含まれているので、意識して摂りたい食材になりそう。
もう1つは「フラボノイド」
「フラボノイド」って、ガムなどで聞く「キレイな息?」って感じですが、
フラボノイドは、血液をさらさらと流してくれる作用があり、高血圧予防、アレルギー対策などに効果があるそうです。「玉ねぎの血液さらさら効果」は有名ですねー。
「フラボノイド」は、玉ねぎ、ほうれん草、パセリ、レモン、柑橘類に含まれています。
そして、健康的なイメージのレモンは、免疫力をアップして、疲労回復、風邪予防に。
レモンは口から入る成分だけでなく、香りの成分も私たちの気分を上げてくれます。
この香りの成分「リモネン」は、「リフレッシュ効果」があるのでアロマオイルにも使われています。
私もレモンの香りは大好きで、香りを嗅いだだけですっきりして健康になった気分に。
食卓で使うと、体も心もリフレッシュしますね。リモネンもフィトケミカルの一種だそうです。
(お肉の横にレモンがあると、「絞っていい?」から始まり、気のせいか自然と会話も増える気も・・・)
次回は「緑」と「紫」のフィトケミカルです。
コラム
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