
「色」で簡単に見分ける!美容と免疫力UP 野菜のフィトケミカル3
カラースクールA-colorの竹内美香です。
「フィトケミカル」のコラムも3回目になりました。
コラム
「色」で簡単に見分ける!美容と免疫力UP 野菜のフィトケミカル1
「色」で簡単に見分ける!美容と免疫力UP 野菜のフィトケミカル2
女性として美容が気になり、主婦としては家族の健康を預かるので、毎日どんな食事を作るか頭を悩ますところ。
そんな中、フィトケミカルのことを知り、カラフルな野菜や果物を増やして「目で見てキレイと思う、彩りのある食事」を心がけるようにしようと思うようになりました。
野菜の色素は、様々な種類の抗酸化作用、病気予防の成分が含まれているフィトケミカルに由来しています。
年齢とともに気になる、コレステロール、血糖値や免疫力にも効果が期待されているフィトケミカルは、「色」を意識して選ぶと良さそうです。
フィトケミカルと色の関係
赤の野菜や果物には
「リコピン」「カプサイシン」
オレンジには
「プロビタミンA」「ゼアキサンチン」
黄色には
「ルティン」「フラボノイド」
緑には
「クロロフィル」
紫には
「アントシアニン」
黒には
「クロロゲン酸」「カテキン」
白には
「イソチオシアネート」「硫化アリル」
今日は、緑色と紫色のフィトケミカルについてまとめました。
緑色のフィトケミカル
緑の野菜のフィトケミカルと言うと「クロロフィル」です。
太陽の光をたくさん浴びて緑になった野菜を見ると、私たちはとても体に良さそう。と感じますね。
抗酸化作用、がん予防、コレステロール調整、殺菌効果などが期待されるフィトケミカル。
クロロフィルが含まれている野菜はたくさんあります。
ほうれんそう、ブロッコリー、ピーマン、にら、しゅんぎく、パセリ、あしたばなどの緑野菜。
ブロッコリーはサラダに使ったり、お弁当に入れたりと食卓に乗る回数も多い野菜。私も安いときには必ず購入しています。血液の流れを良くしたり、動脈硬化の予防にもなるそう。黄色やオレンジのフィトケミカルも含まれ、ビタミンCやB1も豊富なので、これからますます出番が多くなりそうです。
ほうれんそう、しゅんぎくなどは、短時間で茹でて、冷やして色を止めるとクロロフィルの変化も止まるそう。
栄養が「色」でダイレクトにわかるんですね。
紫のフィトケミカル
紫色の野菜や果物のフィトケミカルは「アントシアニン」。
紫は昔から特別な色。紫の食材も珍しく私たちに特別感を感じさせてくれます。
最近では紫芋、紫のトマト、ブラッドオレンジやなど、紫の野菜や果物がスーパーでも見かけるようになったので、つい購入してみたくなります。インスタ映えしそうな食材ですよね。
アントシアニンは、赤、青、紫など色の範囲が広く環境に対応して分布しているそう。
アントシアニンの効果は、抗酸化作用、高血圧の予防、肝機能の保護などが期待されています。加齢による白内障の予防なども研究されているそう。
紫の代表的な野菜というと茄子ですが、紫いも、紫にんじん、紫キャベツなど紫系の食材は、普段の食べ物と違う特別な印象。
果物ではブルーベリーが思い浮かびます。そのほかのベリー系にもアントシアニンが含まれています。意外なところでは、黒豆にもアントシアニンが含まれています。
アントシアニンが含まれる野菜の茄子は、抗酸化作用だけでなくアンチエイジングも期待されています。
油を使ったなす料理は、色鮮やかで美味しそう。アントシアニンにも変化しないそうですよ。
そして、黒豆は、煮豆のほか、炒り豆、和菓子のほか食べ方もいろいろあります。黒豆には、疲労回復、白内障の予防、肝機能の向上、抗酸化作用が期待されています。
イソフラボンが含まれているので、骨粗しょう症や女性ホルモンのバランスを整える女性に嬉しい食品。
「朝から、どんな色の野菜を食べたかな?」
「今週は、何色の野菜・果物を食べたかな?」
と考えて、足りない色を食べていくと、体の中のバランスが取れていきそう。
自分の体調や健康、美容を考えて、不足しているところを補う「色」を意識するのも手軽な方法ですね。
私も紫のアントシアニンを積極的に摂りたいなとか、考えるようになりました。
次のコラムは「黒」と「白」。黒と白も「色」になりますよ。
コラム
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