
「色」で簡単に見分ける!美容と免疫力UP 野菜のフィトケミカル4
カラースクールA-colorの竹内美香です。
「フィトケミカル」のコラム4回目。今回でラストになります。
コラム
「色」で簡単に見分ける!美容と免疫力UP 野菜のフィトケミカル1
「色」で簡単に見分ける!美容と免疫力UP 野菜のフィトケミカル2
「色」で簡単に見分ける!美容と免疫力UP 野菜のフィトケミカル3
フィトケミカルと色の関係を知ってから、野菜や果物を見たときに、「最近何色食べたかな?」「この色も食べたほうが良いかな。」と思うようになりました。
美容と錆びない体を意識して、ラストは「白」と「黒」のフィトケミカルをまとめました。
フィトケミカルと色の関係
赤の野菜や果物には
「リコピン」「カプサイシン」
オレンジには
「プロビタミンA」「ゼアキサンチン」
黄色には
「ルティン」「フラボノイド」
緑には
「クロロフィル」
紫には
「アントシアニン」
黒には
「クロロゲン酸」「カテキン」
白には
「イソチオシアネート」「硫化アリル」
黒のフィトケミカル
黒のフィトケミカルには「クロロゲン酸」と「カテキン」があります。
野菜や果物を剥いておいて置くと、黒く変化するあれは「クロロゲン酸」が原因なんです。
皮を剥いたバナナの色が黒くなるのは、「クロロゲン酸」が酸素に触れるから。「クロロゲン酸」が含まれるのは、剥いて置くと褐変するごぼう、じゃがいも、なす、梨などです。コーヒーもクロロゲン酸が含まれるそうですよ。
クロロゲン酸は、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用、血圧調整、血糖調整、ダイエット効果が期待されています。
我が家では最近ごぼうの出番が多いのですが、ごぼうは、きんぴらにしたり、揚げてごぼうチップス、汁物などレシピも変化がつけやすく、家族にも人気の野菜です。
最近はごぼうのアク抜きをしないと栄養が残って良いと言われるようになりました。このアクにクロロゲン酸が含まれているので、私も切った後はさっと水ですすぐ程度にしています。(本当は水ですすがなくても良いと思います)
ごぼうは食物繊維も豊富ですので、コレステロールや中性脂肪、血糖値が気になる人にもオススメです。
「カテキン」と言えばお茶ですね。
「カテキン」は、コレステロールや中性脂肪を減少させたり、血糖値の上昇を抑えるなどの効果が期待されています。最近では、ペッドボトルで気軽にお茶を飲めるのでカテキンを摂取しやすいですね。
お茶を飲むと心が落ち着くのは、旨み成分のテアニンにリラックス効果があるそうですよ。
私はコーヒー派であまりお茶を飲まないのですが、確かにお茶を飲むと「ホッと」した気分を味わえます。
白のフィトケミカル
白色の野菜や果物のフィトケミカルには「イソチアシアネート」と「硫化アリル」があります。
白い野菜の多くは、大根やネギなど土の中で育つ、太陽の光を遮ることで出来る野菜。
「イソチアシアネート」は、大根のような白い野菜の他、キャベツ、わさび、ブロッコリー、スプラウト類にも含まれています。ピリッとした辛味成分が特徴の野菜が多いですね。
抗酸化作用、がん予防、ピロリ菌対策、コレステロール調整の効果が期待されています。
「イソチアシアネート」は、大根やスプラウトを食べたときに「からい」と感じる成分。熱を加えると酵素が働かなくなってしまうので、生で食べた方が良いそう。大根はおでんや煮物にすることが多いのですが、フィトケミカルで考えるとサラダやおろし大根などで食べると良さそう。食べ方でフィトケミカルの成分が変わるんですね。
もう1つの白のフィトケミカル「硫化アリル」は、にんにくやネギ、玉ねぎ、ニラ、と匂いが強い食品が多く、匂いと辛味成分が「硫化アリル」になります。
抗酸化作用、高血圧予防、血液サラサラなどの効果が期待されています。
ネギやにんにくは、我が家ではお料理には欠かせない素材。ネギはビタミンB1を効率よく吸収してくれるので、疲れが取れやすくなるそう。確かに、どちらの食材も疲れた時に食べると元気が出ると言われるものですね。
赤から白まで、各色の代表的なフィトケミカルをご紹介してきました。
抗酸化作用やあらゆる病気の予防が期待されるフィトケミカル。
詳しく覚えなくても、「朝は赤色の野菜」「夜は緑と黄色の野菜」「今日はカラフルな食卓」など、色を意識して選ぶと自然とバランス良くフィトケミカルが取れそうですね。
イメージコンサルタント的、内面からもキレイを目指すフィトケミカル。
私も、毎日の食事で意識していきます。
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