
色が重さを変える?!
全く同じ重さの箱のはずなのに、私たちは色が違うだけで軽く感じたり、重く感じたりするんです。
では、どんな色だと軽く感じて、どんな色だと重く感じるのでしょうか?
2つの写真はMacを使っていますが周囲の色が白と黒で正反対の色。
上の白いテーブルの方が軽やかに見え、下の黒いテーブルの方が重く感じませんか?
これはイメージだけの話しではなく、私たちは、実際に白の方が軽く感じられ、黒の方が重く感じられるのです。
あるデータでは、白と黒では、1:1.87の割合で黒の方が重く感じられると言われています。
色と重さの関係は「明るさ」が鍵
色と重さの関係は、「明るさ」の影響が大きく、明るい色は軽く感じられ、暗い色は重く感じられます。白やパステルカラーは軽く見えるので、軽やかさ感を出したいときには、明るい色がオススメです。
例えば、洋服のコーディネートを考えるとき
ボトムが明るい色と暗い色では、イメージが大きく変わります。
ボトムが明るい色の方が、「フットワークが軽い」「若々しい」といった印象になります。
反対に暗い色の場合、「落ち着いている」「安定感がある」といった信頼感を感じさせるイメージにつながります。
TPOに合わせて、ボトムの色を選ぶと自分のイメージをコントロールすることができますよ。
黒は痩せて見えるけれど・・・
体重が気になるとか、足が太い、など気になる部分は、ついつい暗い色で隠そうとしてしまいがち。でも、実は全身黒のコーディネートは、より重さを強調して見せてしまうことも。
黒は収縮して見える色なので、確かに引き締め効果はある色です。
でも、一方で一番重さを感じさせる色。
そうなんです、全身黒づくめにすると、とっても重さを感じさせてしまうのです。
では、どうしたら良いでしょうか?
「全身黒やダークカラー」ではなく、
「濃い色」を外側に。「明るい色」をインナーに着用してみてください。
引き締め効果と軽やかさの両方を使いこなすことができます。
ぜひ、気になる方はお試しくださいね。
インテリアの色と重さの関係
上の写真のインテリアはレンガを使っていますね。このレンガの色は、白っぽいので部屋に軽やかさが感じられます。もし、これが通常の赤いレンガの色だったら、部屋が重い印象になりますよね。
そして床の色も明るい色。床の色が明るいと、さらに部屋全体に軽やかさが生まれます。
明るい色は「膨張」効果もありますので、部屋を広く見せる効果もあります。日本のように狭い部屋を広く見せるためには、明るい色はとても便利な色です。
床の色を一番暗い色にすると、安定感がでます。
先ほどのファッションの場合と同じように、暗い色=重い色が足元にあると安定したイメージにつながります。
家は、ゆっくり落ち着いた、寛いだ雰囲気を出したい場合には、暗めの床の色がオススメです。
「床」の色が明るいか、暗いかを選ぶだけでも印象が随分と変わってくるんですよ。床の色の違いで、どんな気分で毎日を過ごせるかも案外変わりそうですね。