
COLOR WORLD -橙・茶色の世界-
オレンジ色でストレス解消
赤の情熱と黄色の明るさを兼ね備えたオレンジは、暖かみや親しみやすさにも充ちています。
ストレスが溜まった時や、気が滅入った時にスカッと気分を爽快にしてくれる色とも言われています。
太陽のようなオレンジ色は、陽気さを持ったサクセスカラーともいえます。
オレンジはコミュニケーションカラー
相手に親しみやすさを感じてもらいたい時、オレンジ色は最適な色調の一つです。
明るさに・若々しさ・新鮮さといったイメージをさわやかに表現できるので、相手から話しかけやすい、と感じてもらえる色です。
人々の注目が集まる色です。明るい青や白とコントラストで使うと、パッと人目を引いて個性を大胆にアピールできます。
ただし、多用は避けた方が良いでしょう。
インパクトがあるだけに、かえってうるさい印象を与えてしまうこと、また親しみやすさはともすると安っぽい感じを生んでしまいます。
高級感をあらわすのには、あまり向かない色です。
日本人に馴染みのある茶色
茶色の色名は、布をお茶の葉で染めた事に由来しています。
古くから日本人にとって身近な色の一つです。
最近ではアースカラーとしてファッションやインテリアなど生活のさまざまな場面を彩っています。
日本では、江戸時代に人気となった四十八茶百鼠の色に見られるように璃寛茶、利休茶、団十郎茶、金茶、江戸茶など茶色の色名が多く残っています。
オレンジ色はヘルシーカラー
虹の色の順番(スペクトル分布)で、どの色が食欲を高めるかをみていくと、赤とオレンジの間に最大のピークがあり、次いで黄色、緑と青の間の順になります。
反対に食欲がダウンする色は、黄緑と紫にピークがあります。
食べ物や食卓、ダイニングのインテリアにオレンジが使われていると、心地よい食欲がわいてくるのです。
また、家族団らんのイメージもオレンジにはあります。食欲がないときは、テーブルクロスやランチョンマットをオレンジにしてみてはいかがですか。
オレンジの照明が『美味しい食』を演出する
照明によって食卓のイメージも変化します。
白熱電球は夕方の太陽光に近く、赤・オレンジ・黄色の暖色系の色が強くなる照明です。
そのためリラックス効果に優れ、食欲を引き起こすと同時に消化を良くする効果が確かめられています。
反対に、昼光色の蛍光灯は青白い寒色系の照明になるため、顔色や食べ物の色を青みがかって見せてしまいますが、味覚が鋭くなると言われています。
料理を作るキッチンの照明は、蛍光灯の方が良く、ダイニングの照明には、オレンジ色の白熱色がオススメです。